日本脳炎の予防接種は、平成17年5月30日から積極的な接種勧奨を差し控えるという事になっておりましたが、今年の春から3歳になる方を対象に積極的な接種勧奨が開始されました。さらに、今秋からこの間に接種できなかった方達に対する救済措置が開始される事になりました。
具体的には、本来2期のワクチンを受ける事になっている9歳〜12歳の時期に1期のワクチン接種も受けることができると言うのが救済措置なのですが、7歳7ヶ月以降、9歳未満の時期の接種は任意接種となりますので、現在その時期のお子さんは9歳まで待たないと定期の予防接種の扱いとはなりませんのでご注意ください。
特に現在7歳半近く、または13歳近くの方の場合、あと1ヶ月前だったら無料だったのに・・となることがありますので、急いで相談してください。
色々なパターンがあると思われますので、詳しくは行政の窓口かかかりつけの医療機関でご相談ください(10月以降にならないと具体的な対応がまだ決定していない地区が多いかもしれません)。
今年のインフルエンザの予防接種は、これまで行われてきたインフルエンザの予防接種と同じく、3種類(Aソ連、A香港、B)のものが含まれた3価ワクチンが主として使われる形で10月1日から接種が開始されます。ちなみに、昨年はこの3価ワクチンの他に新型インフルエンザワクチン(1価ワクチン)の接種が行われましたので、両方受けた方もいらっしゃると思いますが、今年の3価ワクチンは、Aソ連の所が昨年の新型に置き換えられていますので、3価ワクチンに新型が含まれる形での実施となります。 なお、この3価ワクチンの他に、新型のみの1価ワクチンも存在しますが、今冬はA香港タイプのインフルエンザが南半球や中国で流行しているという状況を考えると、あえて新型のみのワクチンを受けるメリットは全くないことから、ほぼ100%の医療機関で、3価ワクチンのみを実施する事になると思われます。 また、今年のインフルエンザワクチンの場合、昨年同様、国が実施主体(途中から市町村)となって実施され、市町村により異なりますが、当地区(安達医師会管内)では、生活保護、非課税世帯では全額補助されますので、該当する方は、事前に行政から証明書をもらって受けてください(受けた後でも領収書を持って行けば受付ていただける事になっています) 一応、不足することがない量だけワクチンは確保されているとアナウンスされていますが、一医療機関でかかりつけの患者さんすべてに対応する時間(インフルエンザワクチンの場合、短期間での実施となりますので)はとてもありません。また、ワクチンの確保しすぎた場合、引き取ってもらえる保証はありませんので、引き受けられる人数に限界がありますので、ワクチンの接種を考えている方はお早めにご予約をお願いします。実施日を決めずに予約だけでもOKです。 ご不明な点は、当院窓口、あるいは、二本松市健康増進課予防係(55-5109)までお尋ねください。広報にほんまつ10月号P20にも掲載されています。
今年の暑い夏は、本当に久しぶりの様な気がします。
健康最前線(院内報)の「夏の健康」と「熱中症」の2つを新しいサイトでも見ることができるようにしました。
どうぞご利用ください。