■扁桃肥大とは:昔は扁桃腺と呼ばれましたが、今は扁桃と腺をつけません。この扁桃が大きい場合を扁桃肥大といいます。扁桃は10〜12歳ぐらいまでは生理的肥大と言って病気でなくても大きいことがあります。ですから大きいものすべてが異常ではありません。
■症状:ほとんどの場合、無症状です。時にいびきの原因となったり、睡眠中に息が苦しくなったりすることがあります。
■治療:繰り返し扁桃炎で熱を出す場合、扁桃に細菌がすみついて他の臓器に悪い影響をおよぼしている場合、睡眠中いびきがひどかったり、呼吸が苦しそうだったり、呼吸がとま発作を起こすような場合には手術を行います。かかりつけの小児科の先生に相談し、耳鼻科を紹介してもらうといいでしょう。
■ポイント:6歳くらいまでは、両方の扁桃が真ん中でくっつくくらいのこともあります。大きいだけでは心配いりません。