お医者さんに行こう
ここでは、医療機関を受診する際の一般的な注意点にふれてみます。あくまでも、この方が好ましいということで、こうでなければいけないというものではありませんので、念のため。
連れてくる人:病気の診断をする時には、現病歴(症状とその経過)がとても大切です。ですからお子さんの様子を一番よく知っている人がつれてきて下さい。いつからどんな具合なのかを詳しく聞かせてもらうことで、おおよその診断をつけ、診察ではその判断が正しいかどうかを確かめて行くわけです。その情報が少なかったり、あいまいだったりすると、診断に苦労します。誰かに頼むときは、経過を書いたメモを渡すなどしてできるだけ多くの情報を下さい。その際のポイントですが、「いつから、どのような症状があり、どうなってきているか」です。
受診する時の注意点
- おなかが空いて泣いている場合、診察で得られる情報が少なくなってしまいます。余裕がある時には、授乳時間と受診時間のタイミングにも気をつけましょう。
- 兄弟がついてくる場合、兄弟が診察のじゃまになることが少なくありません。また、待合室で病気を移されることも考えなければなりません。お家で見てくれる人がいる場合は、病気でないお子さんは家においてきた方が無難です。
- わざわざ着替えてくる必要はありませんが、あまりにも診察しにくい服装はさける方が好ましいと思います。
持ってくるもの
- 母子手帳・保険証・診察券、特に母子手帳は大切な情報源です。
- 熱のある時は、必ず熱をはかってメモしておき、そのメモを持ってきて下さい。「熱があったみたい」と「○○度あった」では、大違いです。経過が長い場合は熱型グラフが参考になります。
- 便がおかしいときは、便を持参して下さい。
- 他の医療機関を受診している場合は、お薬の内容を聞いてきてもらえると参考になります。簡単なメモでもかまいません。水薬や散剤は見ても処方内容まではわからない場合がほとんどです。
- 哺乳びんやお気に入りのおもちゃ(食べ物はあまり感心しません)。
待合い室での注意点
- 食べ物や飲み物は与えないでください。口の中を見るとき見づらくなったりしてしまいます。
- 膀胱炎やいわゆる自家中毒などの病気の時には、おしっこを調べることがありますので、待っている間におしっこがしたくなったら、受け付けに知らせて下さい。
- 特に具合の良くないときは、遠慮せずに受け付けに知らせて下さい。順番を早めて診察することもあります。
- 麻疹・水ぼうそう・おたふくかぜなどの感染症の疑いがある時は、受け付けでお話しください。感染をさけるため、別のところで待ってもらうようにしている医療機関がほとんどです。
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