熱さましの使い方

熱がでたから、熱さましを使わなければいけないなどと言うことはありません。風邪の熱だけで脳に障害が残ることはありません。熱にはウイルスの増殖を押さえ、抗体を作る働きがありますので、熱さましはそのじゃまをしてしまうことになります。熱さましを使うと発熱日数が長引くという報告もあります。ですから、熱さましは、38℃以上でつらそうにしていたら使ってあげても良いですが、38℃以上でもケロッとしているような時は使わなくても大丈夫です。

熱さましには、病気を治す力はなく、一時的に熱を下げるだけの働きしか持っていません。熱が高い事=重症とは限りませんので、熱を下げることばかりに気を取られないようにしましょう。また、熱さましは種類によって多少違いますが、使っても一日2〜3回までが原則ですので、最低でも6〜8時間くらいあけて使うようにしてください。