ときどき、熱さましで「座薬はつよいので・・・」ということを耳にしますが、座薬だから強いということはありません。同じお薬を同じ量使えば、飲み薬も座薬も効き目は同じです。ただ、座薬の中には飲み薬の2回分をまとめて1回分として使うように作られているものもありますので、強いという印象を与えるのかもしれません。
吐き気を伴っているときには座薬を使い、下痢の時や座薬をきらう子の場合には飲み薬を使うのが良いと思います。座薬は量の調節が難しいが常備できるのに対し、飲み薬の場合は量はその子の体重にびったりの量で作れます。一方飲み薬の中で水薬は長くとっておけないなどそれぞれ利点・欠点がありますので、それぞれの特徴を生かした使い方が大切かと考えます。