抗生剤を途中でやめてはダメ?

 基本的には途中でやめるのはダメと考えて下さい。

抗生剤、抗生物質というのは、基本的には細菌をやっつける、あるいは細菌が増えるのを抑える薬です。途中でやめてしまったり、飲んだり飲まなかったりでは、せっかくやっつけた細菌が再び勢いを取り戻してしまいます。更に悪いことには、こう言うことを繰り返していると、細菌がそのお薬に対する耐性(抵抗力)を獲得してしまい、お薬が効かなくなってしまいます。

抗生物質は薬が合わないなどの理由がなければ、処方された量をほぼ時間を守り飲みきることが大切です。6時間毎などと指定されていることが多いと思いますが、細菌をやっつけるためには、血液の中の薬の濃度を一定に保つことが必要だからなのです。もちろん、寝ているときなどは、起きてからでOKで、時間が多少ずれても全く問題ありません。