「座薬は強い?」

Q

ときどき、熱さましで「座薬はつよいので・・・」ということを耳にします。これって本当でしょうか。

A

座薬だから強いということはありません。ただ、飲み薬の2回分をまとめて1回分として使うように作られているものもありますので、強いという印象を与えるのかもしれません。例外がないわけではありませんが、通常、同じ薬で容量が同じであれば、飲み薬でも座薬でも効き目はほぼ同じです。吐き気を伴っているときには座薬を使い、下痢の時や座薬をきらう子の場合には飲み薬を使うのが良いと思います。座薬は50mg、100mgというように量が決まっていますので、使いたい量の調節が難しいのですが、常備できます。これに対し、水薬は、その子の体重にびったりの量で作れますが、長くとっておけません。それぞれに長所・短所を持っていますので、不意の発熱に対しては座薬を使い、病院を受診して水薬をもらった後は水薬を使うのが理想的な使い方と思います。