「グレープフルーツでショック??」


Q

グレープフルーツ(ジュース)を飲んでショック状態になることがあるってホントですか?

A

これはホントの話です。高血圧の治療に使われる代表的な薬の中にカルシウム拮抗薬と呼ばれる薬剤があります。このグループの薬の中に、グレープフルーツやその加工製品と相性の悪いものがあります。それを知らずに一緒に摂取した時に、高血圧の薬の作用が強く現れ、血圧が下がりすぎてショック症状を起こす事が知られています。これは次のような仕組みでおこります。私たちが薬を服用すると肝臓にある酵素の働きでその薬を分解し無毒化します。ところが、グレープフルーツにはこの酵素(P450という酵素です)の働きを抑制する作用(フラボノイドと呼ばれる成分)があるのです。そのため、薬が分解されずに薬の働きが強くでて血圧が下がりすぎるという訳です。勿論、すべてのカルシウム拮抗薬がこれに該当する訳ではありません。また、グレープフルーツの他、夏みかんやザボン、ボンタンなどでも起こりますが、オレンジ(ジュース)は大丈夫です。現在、高血圧のお薬を服用中の場合、一度自分が服用している薬がこれに該当しないかどうかを確認する事をお勧めします。