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「お茶の常識・非常識」


Q

子供にお茶をあげてはダメ?

A

 子供に紅茶や緑茶はあげない方が多いのに、番茶やウーロン茶は平気であげる方が多い様です。調べてみると番茶もお茶である以上カフェインが全く含まれていない訳ではないことがわかります(下図参照)。確かに番茶に含まれるカフェインの量は紅茶やコーヒーの4〜5分の1ですので、たくさんあげなければ大丈夫と言えるでしょう。
 カフェインには、強心・利尿・興奮・疲労回復などの作用が知られておりますが、一方、カフェインの致死量は体重1kg当たり200mgとされており、一日500mg以上の摂取で急性中毒(症状は、吐き気・耳鳴り・めまい・けいれん・心悸亢進・不整脈・不眠)を起こす可能性があります。普通の煎茶に含まれる平均カフェイン量を算定すると、茶葉に含まれるカフェインの含有量を3%、5gの茶葉使用、湯温80℃前後、抽出時間2分などの条件設定時で、約75mgが溶解すると考えられますので、通常飲む頻度であれば、深刻な中毒症状は起こらない考えられますが、子供は大人に比べて、カフェインに対する感受性が強いので、注意が必要でしょう。 

抽出液での比較 玉 露 煎 茶 番 茶 ほうじ茶 玄米茶 ウーロン茶 紅 茶 コーヒー 麦 茶
カフェイン% 0.16 0.02 0.01 0.02 0.01 0.02 0.05 0.04 0
タンニン % 0.23 0.07 0.03 0.04 0.01 0.03 0.10 0.06 0



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