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北半球2015−2016インフルエンザワクチン構成成分について
  • A/カリフォルニア/7/2009(X-179A)(HlN1)pdm09
  • A/スイス/9715293/2013(NIB-88)(H3N2)
  • B/プーケット/3073/2013(山形系統)
  • B/テキサス/2/2013(ビクトリア系統)
※B型については、山形系統とビクトリア系統の混合流行が続いており、WHOも2012/13シーズンからB型2系統からワクチン株を推奨していることから、わが国においても今年度より4価のHAワクチンが導入されることになった。
北半球2014−2015インフルエンザワクチン構成成分について
  • A/ニューヨーク/39/2012
  • A/カリフォルニア/7/2009
  • B/マサチューセッツ/2/2012
ワクチン株 2013−2014 2012−2013 2011−2012 2010−2011
A/香港型(H3N2) A/テキサス/50/2012 A/ビクトリア/361/2011 A/ビクトリア/210/2009 A/ビクトリア/210/2009
A/ソ連型(H1N1)) A/カリフォルニア/7/2009 A/カリフォルニア/7/2009 A/カリフォルニア/7/2009 A/カリフォルニア/7/2009
B型 B/マサチュセッツ/2/2012 B/ウィスコンシン/01/2010 B/ブリスベン/60/2008 B/ブリスベン/60/2008
ワクチン株 2009−2010 2008−2009 2007−2008 2006−2007
A・香港型(H3N2) A/ウルグアイ/716/2007 A/ウルグアイ/716/2007 A/広島/52/2005 A/広島/52/2005
A・ソ連型(H1N1)) A/ブリスベン/59/2007 A/ブリスベン/59/2007 A/ソロモン諸島/3/2006 A/ニューカレドニア/20/99
B型 B/ブリスベン/60/2008 B/フロリダ/4/2004 B/マレーシア/2506/2004 B/マレーシア/2506/2004

過去のワクチン株については、こちら
今冬のインフルエンザ総合対策について(平成26年度)厚生省
インフルエンザ総合対策 「平成20年度版」日本医師会
SARSとインフルエンザ:猛威をふるったSARSは世界的に一段落していますが、現在の知見からは今後の動向については全く予測不能の状態です。SARSとインフルエンザは初期症状がよく似ている事から、インフルエンザシーズンに国内でSARSの発症が確認されますと、高熱と咳が出現した場合、SARSの可能性も考えなければなりません。そこで、SARSに対する有効な予防対策がない現時点では、インフルエンザにかかる可能性を少しでも低くする事が必要と考えられ、インフルエンザワクチンの接種がこれまで以上に呼びかけられています→こちら
Children Research Online:小児科医が多く参加するメーリングリスト(以下ML)に寄せられた迅速診断検査によるインフルエンザ情報を元にデーターベースを作成し、Webページで公開しています。 本システムで公表されるデーターは、あくまでもMLによる有志による調査であって、公共の信任ある医療機関からのコメントや報告ではありません。その事を了承したうえで、ご利用下さい。
生物学的製剤基準が平成12年6月より一部改正となり、高齢者や基礎免疫を期待できる成人では、これまで2回行われてきたインフルエンザワクチンの接種を1回でも可となります。1回の接種で十分な抗体価上昇を得られる場合が多いとの研究報告に基づき、「添付文書等記載事項」として定めている用法及び用量に「1回又は」が追記されることによります。なお、13歳未満については用法及び用量に変更はなく2回接種です。
インフルエンザワクチンの接種回数はどうなったのかについての混乱が見られますので、接種回数についての考え方を厚生省 インフルエンザホームページのQ&Aから引用します。
  • 65歳以上の高齢者に対しては1回の接種でも十分効果があるとする研究結果が得られており、1回接種でよいと考えられます。
  • 13歳以上64歳以下の方でも、近年確実にインフルエンザに罹患していたり、昨年インフルエンザの予防接種を受けている方は、1回接種でも追加免疫の効果で十分な免疫が得られる方もあると考えられますが、この点に関しては国内での十分な調査研究はまだなされておりません。またインフルエンザウイルスの変異が大きくみられたような場合には、2回接種が必要となります。
  • 接種回数が1回か2回かの最終的判断は、接種する医師の決定によりますので、接種の際にはこれまでのインフルエンザにかかったことのあるなし、ワクチン接種のあるなしとその時期、そして現在の体調などを担当医師に十分お伝え下さい。
  • 平成14年11月の時点で、「厚生省の公衆衛生審議会・感染症部会(竹田美文部会長)は10月18日、本人の希望や医師の判断があれば13歳以上はインフルエンザワクチンの接種回数を1回にしてもよいなどとする今冬のインフルエンザ総合対策をまとめた。」とのニュースが流されています。