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貧血とレバー |
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貧血にはレバーが良いと言われますが・・ | |
貧血がある場合、レバーをたくさん食べなさいと言われます。この場合の貧血とは鉄が足りない鉄欠乏性貧血で、レバーに限らず鉄が多く含まれている食品を食べることは決して間違ってはおりませんが、レバーをたくさん食べればそれで鉄欠乏性貧血が治ってしまう訳ではありません。通常、鉄欠乏性貧血を治療する場合には鉄剤を使用しますが、鉄剤は1錠に50〜100mgの鉄を含有しています。これに対して豚レバー1食分に含まれる鉄はわずか6.5mgなのです。したがって、鉄欠乏性貧血と診断されるレベルまで進んでしまった場合には、食事だけで貧血を改善させることは難しく、一定期間(通常3〜6ヶ月)鉄剤を服用する事が必要となります。貧血を予防する意味で鉄が多く含まれるレバー、しじみ、ひじき、生ガキ、あさり、ほうれん草、納豆などを普段から積極的に摂取することは間違ってはおりません。 |