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乳児嘔吐下痢症

乳児嘔吐下痢症とは:冬に多い病気で、ロタウイルスなどが原因でおこります。白いお米のとぎじるのような便がでることから、仮性コレラなどと呼ばれるたりしています。
疫学:好発年齢は2歳以下で、気温が5度以下になるとみられるようになります。通常11月ころから3月にかけて流行します。糞便からの経口感染が主ですが、空気感染も考えられています。潜伏期は2〜3日です。
症状:その名のとおり、下痢・嘔吐が主症状です。下痢は平均1日数回で5〜7日持続します。30〜50%に白色便がみられますが、血便になることはまずありません。嘔吐は60〜90%にみられ、通常下痢より早くなくなります。発熱もしばしばみられますが、1〜2日と短期間です。
診断:冬に白い下痢便がみられれば、診断は容易ですが、確実に診断するためには、便の検査が必要になります。
合併症:脱水症です。脱水の程度により外来での点滴、さらに入院治療となることもあります。
治療:下痢止め、はきけ止めを処方しますが、お薬よりも家庭での食事療法が大切です。はきけが強いときはしばらく何も飲ませないで、はきけが落ちついてきたら、イオン飲料・番茶・湯冷まし・野菜スープなどをすこしずつ、何回にも分けて飲ませます。下痢がひどく、水分の摂取が思うようにできないときは、点滴が必要になることもあります。下痢については、すこしずつ消化のいいものを与えていきます。詳しくは、下痢の時の食事の注意を参照してください。
家庭で気をつけること:食事療法をきちんとしてあげることが大切です。症状が重く点滴が必要と思ったら、早めに医療機関を受診してください。 
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