外陰膣炎

■外陰膣炎とは：外陰部の皮膚や膣に細菌が感染して炎症を起こしている状態です。外陰部は汗をかきやすくいつもしめっているために細菌の繁殖に適したところです。本来膣には自浄作用があり、雑菌が繁殖しにくくなっているのですが、子供ではまだこの作用が十分でありませんので、外陰部を清潔にしておかないとこの病気になってしまいます。

■症状：女の子のおむつやパンツに黄色のおりものが付着します。かゆみを伴うこともあります。膿がつく事は尿道炎でもありますが、尿道炎では排尿時に痛みを伴うので区別します。尿検査では区別が付かない場合もあります。

■治療：お風呂に入ったときによく陰部を洗って清潔にしておくだけでも効果があります。かゆみを伴っている時やなかなか治らないときには抗生物質の軟膏をぬったり、服用したりします。

■ポイント：普段から外陰部をよく洗って清潔にしておきましょう。赤ちゃんの場合は陰唇が閉じていますので、中もきれいにしてあげて下さい。