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「痛み止め(バッファリン等)は、外傷の痛みには効かない?」


Q

痛み止め(バッファリン等)は、外傷の痛みには効かないと言われているそうですが・・・・

A

 ここのテーマは、M.H.さんにメールで教えて頂いた事なのですが、どうしてこのような事が言われるようになったのでしょうか。人間の感じる痛みは、内臓の痛(内臓痛)みと体の痛み(体性痛)の2つがあります。内臓痛は消化管(胃や腸)の痛みで、通常腹痛と言われるものです。この痛みの特徴は痛い時と痛くない時が交互にやってくる事です。これに対して、胸膜炎や腹膜炎などの痛みは体性痛と言われ、痛みの波がない事が特徴です。外傷の痛みは体性痛に分類され、この痛みに対してはバッファリンなどのいわゆる鎮痛解熱剤が効きます(痛みの程度が強すぎると痛み止めを使っても痛みが楽にならない事はありますが・・・)。一方内臓痛には、鎮痛解熱剤は無効で、鎮痙剤と呼ばれる痛み止めを使います。痛み止めにも内臓痛用と体性痛用の2種類があるのです。


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