便の異常

赤ちゃんの便も病気であってもなくても様々に変化します。いつもとちょっとでも違ったりすると、ついつい心配になってしまう様です。そこでここでは赤ちゃんの便に関するトラブルを取り上げてみます。  (もどる)


赤ちゃんのうんち:赤ちゃんのうんちは実に様々で、こうでなければいけないという決まりはありません。下痢気味のこともあれば、便秘気味の事もあります。また、離乳食をあげはじめるとこれまで便秘ぎみだった赤ちゃんが下痢気味になったり、その逆だったりします。色もさまざまで、黄色だったり緑色だったり・・。機嫌もよく、体重の増加も順調であれば、ほとんどの場合は問題ありません。ポイントを押さえて、流れの中でとらえるようにするとうまくいくようです。

色の異常:便の色に関する異常では、極端な表現ですが、の3つの色以外はまず大丈夫です。それぞれの色別に解説してみます。


便秘通常、生後1ヶ月をすぎる頃から、便の回数は減ってきます。これまで毎日出ていた便が2〜3日出ないと心配になってきますが、機嫌も良くまとめてそんなに固くない便が出るようでしたら、それはそれで正常と言えます。便がころころしていたり、固い便をやっと出したり、肛門が切れてしまうような場合は、便秘として何らかの対策を考えなくてはいけません。

下痢赤ちゃんの便は下痢っぽいことが少なくありません。特に母乳栄養の場合には、ゆるいのが普通です。飲む量が増えるとこのゆるい便の回数が増えるので、病気ではないかと心配になるようですが、機嫌がよく、元気もあり、体重も順調に増えている様でしたら、心配ありません。そのまま様子をみていて大丈夫の事がほとんどです。しかし、次のような場合は、小児科を受診しましょう。下痢の時にあげるとすぐにでてしまうから、あげるのをやめていたという事をしばしば耳にします。これは、あげたものがすぐにでるのではなく、食事をすることにより、腸が動き出して、以前に食べていたものがでてくるのです。下痢の場合、出た分を補ってあげなければ脱水になってしまいますので、気をつけて下さい。


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