肛門周囲膿瘍


肛門周囲膿瘍とは:肛門のそばにおできで、細菌(主に大腸菌)感染が原因です。清潔を保ちにくい場所なので再発しやすく、再発を繰り返すと痔瘻(直腸と肛門の回りの皮膚の間にトンネルができた状態)ができることがありますので、注意が必要です。

症状:肛門のそばに、しこりができて、さわると痛がります。赤くはれていることが普通ですが、膿が破れて出てきたりする場合もあります。

治療:軽い場合は抗生物質を内服したり、ぬったりするだけで良くなることもありますが、大きくなってしまった場合は、切開・排膿(メスで切って膿をだすこと)が必要となりますので早めに医療機関を受診して下さい。この病気は市販薬では対処できません。

ポイント:汚れやすい所なので、なかなか治りにくかったり、治ってもまた再発することがあります。おしりを清潔に保つことが大切です。こまめにおしめを取り替え、排便後はきれいに洗ってあげてください。


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