心因性頻尿

心因性頻尿とは:ちょっとしたきっかけからオシッコが近くなり、オシッコがたまっていなくても頻繁にトイレに行くため、膀胱炎ではないかと心配して受診しますが、排尿痛もなく、尿検査でも異常が認められない、そんな時に心因性頻尿と診断されます。腎臓や膀胱の病気ではなく、精神的な問題です。

症状:症状は尿の回数が多い(頻尿)ことのみです。ただ、寝てしまえばオシッコに起きることもなく、何かに夢中になっているとオシッコのことは忘れている、そんな特徴があります。もちろん、排尿時の痛みもなく、熱が出ることもありません。

治療:小児では、この状態に使える薬はありません。オシッコに何度行こうが知らんぷりして無視していると、そのうち自然に治ります。「また行くの?」などと周囲の人がそのことを指摘するのは逆効果です。何かきっかけがあるはずですので、お子さんの立場になって考えてみてください。原因と思われることが見つかったときは、その原因を解決する努力をしてあげて下さい。

ポイント:子供さんが緊張する様なイベント(ピアノの発表会、幼稚園での催しに出る)が控えている、最近生活環境が変わった、強く叱られたなど、ストレスとなっているようなことはありませんか。あればそのことを解決してあげることで良くなります。


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